高齢だと卵胞が育たない?排卵障害の原因・種類・治療法まとめ
2018/04/23
卵子・卵胞がうまく育たない。排卵しない・排卵しにくい。
なかなか妊娠しない「不妊の原因」約3割は排卵・卵巣に何らかの問題がある「排卵障害」です。特に「高齢になると卵胞は育ちにくい」といわれています。
どんな人が卵胞が育たないのでしょうか?
今回は卵胞が育たない原因、主な排卵障害の種類や検査法・治療法について紹介します。
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目次
卵子・卵胞の役割、排卵障害とは?
女性の体には「卵巣」が左右に2つあり、そこには卵子が中に入った「原始卵胞」が蓄えられています。原始卵胞は生まれた時から数が決まっており、加齢とともに減少していきます。
毎月、月経頃に脳の下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)の働きかけによりいくつかの原始卵胞が成長し、一番よく育った1個の卵胞(主席卵胞)が成熟卵胞(直径20ミリ)となり、やがて「排卵」されます。
この排卵が何らかの理由でうまくいかないことを「排卵障害」といい、女性不妊の約3割を占める不妊原因の一つです。
高齢になると卵胞が育たない?その原因は?
見た目が若くても、体の中が同じように若々しいとは限りません。特に卵巣は他の臓器と比べて早い段階から老化が始まるといわれています。
生理の始まり(初潮)から活発に分泌される女性ホルモンは、30歳を過ぎた頃から減りはじめ40代に入ると急激に減少します。
初潮の頃は5万~3万個あった原始卵胞も20代で3万~1万個、30代では8000~5000個と加齢により数が少なくなります。
高齢になると妊娠率が下がるのは、卵巣機能が年齢とともに低下することも原因の一つと考えられています。
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卵胞が育たない要因「排卵障害」の種類
排卵障害にはどのようなものがあるのでしょうか?種類・原因・症状・どの検査でわかるかをまとめました。
排卵障害1.卵巣機能不全
卵巣では女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類がつくられ、卵子を育てて排卵させるなど、娠する上で大切な臓器の一つです。
卵巣機能の低下により、ホルモンの分泌が不足したりバランスが乱れることを卵巣機能不全(卵巣機能低下症)といいます。卵巣機能不全はストレスや過激なダイエットによっても起こり、20代~30代の若い女性が更年期と同じような症状を起こす「若年性更年期障害」も増えています。
症状 | 月経不順、無月経 |
どの検査でわかる? | 基礎体温、血液検査 |
治療内容 | 無月経・不妊の場合はクロミフェンを使い効果がなければhMGなどほかのホルモン剤治療へ移行 ※hMGは卵巣を直接刺激するため、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こさないよう注意が必要 |
排卵障害2.多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん:PCOS)とは、卵巣の皮膜がかたいため、中の卵胞がある程度育っているのに外に飛び出すことができないという病気です。
男性ホルモンの分泌が多い人にみられ、肥満タイプで毛深い人や初潮からずっと月経不順の場合は要注意。
症状 | 月経不順、無月経、肥満ぎみ、毛深い |
どの検査でわかる? | 血液検査、経膣超音波検査 |
治療内容 | クロミフェンを使い効果がなければ、プレドニンの内服やhMG注射などホルモン剤治療へ移行 ※hMGは卵巣を直接刺激するため、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こさないよう注意が必要 |
排卵障害3.高プロラクチン血症
出産すると母乳を出そうと「プロラクチン」というホルモンが多量に分泌されます。プロラクチンは母乳が出ている時には次の妊娠をしないように、月経や排卵を抑える働きがあります。
高プロラクチン血症とは、妊娠していない時にも「プロラクチン」が分泌されてしまうことで不妊の原因になります。高プロラクチン血症の中には、夜間やストレスがある時だけプロラクチンが高くなる潜在性高プロラクチン血症というケースもあります。
症状 | ほとんどない、乳首から乳汁がでる、胸が張る |
どの検査でわかる? | 血液検査、TRH検査 |
治療内容 | 脳下垂体に腫瘍がある場合は、大きければ脳外科で摘出手術。小さければパーロデルやテルロン、カバサールなどの薬物療法。※吐き気・便秘など胃腸への副作用がでることがある |
排卵障害4.黄体機能不全
黄体ホルモンが分泌され、妊娠に向けて子宮内膜は着床しやすいように厚くなります。
この黄体ホルモン(プロゲステロン)の量が少なく、子宮内膜が着床する厚さにならないことを「黄体機能不全」といいます。
症状 | 高温期が9日以下と短い |
どの検査でわかる? | 基礎体温、血液検査 |
治療内容 | クロミッドなどの黄体ホルモン剤の投与 |
排卵障害4.黄体化非破裂卵胞(LUF)
通常は卵子が成熟すると卵胞がはじけて排卵しますが、排卵しないまま黄体化してしまうことを「黄体化非破裂卵胞」または「黄体化未破裂卵胞」といいます。
黄体化して黄体ホルモンを分泌するため基礎体温は上がります。見かけ上、高温期が続き排卵したように見えます。
症状 | なし |
どの検査でわかる? | 経膣超音波検査 |
治療内容 | ほとんどは自然に治りますが、クロミッドやhMGの排卵誘発剤で治療することも |
排卵障害5.痩せすぎ・太りすぎ(肥満)
無理なダイエットによる急激な体重の増減、不規則な食生活や睡眠などにより月経不順・排卵障害を起こし、無月経・無排卵となってしまう可能性があります。
排卵を起こすための性ホルモンはコレステロールでつくられており、排卵障害には体脂肪も関係しています。
痩せすぎの人は原料となるコレステロールが少ないため卵胞ホルモンの分泌が抑制され、太り過ぎの場合は内臓脂肪が邪魔をしてホルモンバランスが崩れることが月経不順の原因になります。
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高齢だと卵胞が育たない原因・排卵障害まとめ
「卵胞が育たない」「妊娠しない」「不妊」といっても理由はさまざま。
高齢(加齢)により卵巣機能が低下しているケースや20代など若い世代でも「排卵機能障害」が起きている場合もあります。
3ヶ月以上生理がこない「続発性無月経」など一度生理が止まってしまうと元に戻すのは大変です。
無月経・無排卵が続くと、子宮や卵巣が萎縮して機能が衰えることにも繋がります。気になる症状がある時は、早めに病院で検査や相談をしましょう。
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